断裁機とインターネットで繋がるクラウドベースの優秀なAI(人工知能)。それがシザーハンズです。米国で開発されたこのAIシステムはCIP4/JDFのデータから瞬時に、後工程まで考えた最適な断裁手順を作成してオペレーターにわかりやすく示してくれます。そして、その驚異的な能力にアクセスできる断裁機として選ばれたのがイトーテックの「SCシリーズ断裁機」と「eRCシリーズ断裁機」です。
大型のタッチスクリーンパネル
定盤上の紙を動かしているような、わかりやすいアニメーション表示。
最も効率の良い断裁手順をタッチスクリーンパネルに表示するとともに、紙の回しなどの動きをあらかじめ見せてくれます。オペレーターはこれから行う動作を確認できて安心。さらにその指示は品物のパッケージングまで考慮しているのでワークの効率も最大になります。経験が浅いオペレーターは表示に従えばベテラン同様のワークが行え、熟練者もミスの防止とスピードアップがはかれる便利な機能です。
バックゲージ数値はシザーハンズAIから断裁機へ自動入力されます。煩わしい手作業での数値入力が無いのでオペレーターのリズムを崩しません。入力ミスも防げます。
パネルは断裁機の左右どちらでも装着可能。
新人オペレーターであってもワークがベテランと同様に行えて仕上がりも一緒ならこんなに効率のいいことはありません。シザーハンズのサポートがあれば短期間で熟練者と同等の成果を見込めます。
育成時間の短縮イメージ
ポストプレスではあまり使われていなかったCIP4/JDFを断裁ワークの効率化にとことん活かします。断裁機の稼働状況はMISなどの社内管理システムと連携でき、進み具合の把握や実際の成果とのコスト比較・検討などに役立てていただけます。
データ処理の流れイメージ図
Q1.自社の断裁現場でも使えますか。 導入は簡単です。 イトーテックのSCシリーズか、eRCシリーズの対応断裁機をお使いで、インターネットに接続できれば大丈夫です。あとはJDFデータを取り込むだけで高効率ワークが始められます。 Q2.JDFと通常ワークとの混在はできますか。 もちろんできます。 断裁機側で切り替えて使用します。 Q3.断裁機のプログラムに負担がかかりませんか。 断裁機には負担をかけません。 シザーハンズは断裁機のプログラムを使用せず直接バックゲージにシグナルを送り込みます。断裁機の性能をそのまま生かす理想の補助システムです。 Q4.取り付けにはどのくらい時間がかかりますか。 1時間程度です。 断裁機にタッチスクリーンとコネクタ付きの部品を装着して、インターネット環境の配線を行うだけです。 Q5.トラブル時の対応を教えてください。 オンラインで対応します。 オンラインでパソコンを遠隔操作しながら原因を見つけて対応します。 シザーハンズAIの導入に必要なもの 1.対応機器 SCシリーズ断裁機 SC-100Z / SC-115Z / SC-137Z。 eRCシリーズ断裁機 eRC-82 / eRC-100DX / eRC-115DX / eRC-137DX。 2.シザーハンズセット一式 断裁機に装備するもの ●タッチスクリーンパネル一体型PC。 ●専用コネクター。 ●モニタ取り付けアーム。 3.インターネット接続環境と接続機器との配線 |